「手荷物をお引きください」
「手荷物をお引きください。無理なご乗車はおやめください。」
東京メトロのドアが閉まる際の自動アナウンスである。これが時間を問わず流れている。
ラッシュ時でドアが閉まらないほどに混雑してるのであれば「手荷物を(車内に)お引きください」というアナウンスは理解できる。しかし朝も昼も、平日も休日も問わず流すのはいかがなものだろうか。
そもそも、駅には音が氾濫している。到着メロディ、到着アナウンス、接近メロディー、駅名アナウンス、発車メロディ、発車アナウンス、そして「手荷物をお引きください」。他にも階段を示す音やエスカレーターの放送、業務放送など。バリアフリーの観点から音を使ったアナウンスが増えるのは仕方ないが、果たして本当に弱視の方の役に立っているのだろうか。